ゆきこの部屋

宝塚やミュージカル、映画など好きなものについて語るところ。

宙組『FLYING SAPA -フライング サパ-』配役発表

宙組『FLYING SAPA -フライング サパ-』
作・演出/上田 久美子
公式ホームページはこちら。

kageki.hankyu.co.jp

配役発表がありましたね。
公演解説同様何が書いてあるのか、さっぱりわかりませんが、家にいるSF好きさんに取材して一緒に考えてみました。
あくまでキャラクターにモデルがいた場合の話であり、全然違うキャラクターの可能性もありますのでご注意を。
現段階で予想できる範囲でのお話です。
そしてうえくみ先生は大抵予想を裏切ってきます。もちろん、いい意味で。

ツイッターで反響があったので、それに少し情報を付け足した再録です。

●名称の準拠
水星
→ポルンカ。ロシア語。

サパ
ベトナム語で「町」の意。

オバク(真風涼帆)
デンマークの時計メーカー。社名は禅の哲学より。シンプルなデザインの腕時計が多い。時を司る象徴か?

ミレナ(星風まどか)
→ミレナ・イェセンスカー。チェコの翻訳家。強制収容所で亡くなっている。

ノア(芹香斗亜)
→聖書のノアの箱舟か。

キュリー夫人(京三紗)
マリー・キュリーワルシャワ生まれの科学者。ラジウムなど放射能の研究でノーベル物理賞、化学賞を受賞。

タルコフ(寿つかさ
アンドレイ・タルコフスキー。ロシアの映画監督。代表作『惑星ソラリス

ロパートキン(星月梨旺)
→マリインスキー・ロパートキナ。ロシアの伝説のバレリーナ

パンプルムース(春瀬央季)
→フランス語で「グレープフルーツ」の意。ユズ(綾瀬あきな)の仲間か。

タオカ(留依蒔世)
→田岡功。駐日パラグアイ大使館大使。or株式会社田岡化学工業

難民ブコビッチ(穂稀せり)
→ロシアから水星に避難してきた人物か。

ペレルマン(瑠風輝)
グレゴリー・ペレルマン。ロシアの数学者。

ズーピン(優希しおん)
→ズーピン・メータ。インド出身の指揮者。orアガタ・ズーピン。スロバキアのアスリート。

ターラ(湖々さくら)
→ターラー。インドの女神。月神ソーマとの間にブダを生んだ。ブダとは水星のこと。

キターブ(真名瀬みら)
→アフル・アル・キターブ(啓典の民)。イスラムに屈服し、厳しい制約と差別を受け入れる代わりに、イスラム世界に居住することを許される異教徒。

アクバル(雪輝れんや)
ムガール帝国第3代皇帝。若くして皇帝の座につき、のちに摂政と対立。ちなみに次の皇帝はジャハンギール。

イスカンダル(湖風珀)
アレクサンドロス3世。『Fate/Zero』でお馴染みのあの人。戦における武勇伝に事欠かない人。

イエレナ(夢白あや)
→ロシア系か。

ハックルベリー(亜音有星)
→ベリー系の果物。or『ハックルベリー・フィンの冒険』、トム・ソーヤーの親友の物語。

ララ・サラーマ(有愛きい)
スワヒリ語で「おやすみなさい」の意。

総統01(汝鳥伶)
アンカーウーマン777(瀬戸花まり)
スポークスパーソン101(紫藤りゅう)
記者8324(天瀬はつひ)
→人工授精の試験管ベイビーか? 番号は生まれた順番。『マクロス』方式。

●ロシア系とインド系に分かれる
上を見てもらえればわかりますが、ざっくり言うと「ロシア系」と「インド系」にわかれるのかなと思います。
もともと「水星」を「ポルンカ」と読ませている時点で、ロシア系は予想がつきますが、インド系がどこからきたのかはさっぱりわかりません。
ただ、うえくみ先生はボリウッドもお好きなようなので、そこからインスピレーションを得たのかもしれません。

ロシア系は上級生、インド系は下級生という特徴もありますが、どちらにも属さないのがオバクとノアかな、と。
「禁じられた地球の歌」を知っているのはこのオバクなのかもしれません。
とにかくこの「オバク」というのがよくわからないところでもあります。
そもそも「オバク」が本名とも限らないですし。
「オバク」が公演解説でいうところの「過去を消された男」なのでしょうか。
そうすると「ミレナ」は「記憶を探す女」にあたるのか。
追跡者が「ノア」なのか?と思いきや、チラシではオバクが銃を持っている。
もちろん追跡者と戦うための銃かもしれませんが。
「ノア」はおそらく聖書の「ノアの箱舟」からだと思いますが、意外と「芹香斗亜」の「とあ」の音から来ているのかもしれません。

キュリー夫人たちあたりが記憶や過去を消す一味なのでしょうか。
でもどうして追跡する必要があるのだろう。
クレーターについてはまったくわからず終いですし……。

昨今の宙組は『神々の土地』『アナスタシア』とロシアものが続きますね。
とにかく楽しみなことには違いありません。

●予習するならば?
もしなんらかの形で予習をしたいという人がいましたら、上記にも出てきましたアンドレイ・タルコフスキー監督の映画『惑星ソラリス』は何らかの形でお役に立つかもしれません。
さらにアメリカ映画の『トータル・リコール』も火星の話ですが、ヒントになるかもしれません。バンバン人が死んでいきます。
トータル・リコール』には原作があります。
フィリップ・キンドレド・ディックが書いた短編小説『追憶売ります』がそれにあたりますが、映画ではかなり加筆されているようです。

ただ作り手としてはまだ公開されてもいない作品に対していろいろ予想を立てられたり、期待されたりするのは迷惑でしょうね……。
本当にすいません、うえくみ先生と宙組生。
でも気になって仕方がないのです。
星組の『眩耀の谷』でさえ、「カタカナの名前、わからねぇ……」となっていたのに、全員カタカナの名前である今回は何回見たら理解できるのか不安でたまらず、つい……。

あとおそらくうえくみ先生の世代はSFというのが一種の教養になっていると考えられます。
きよはらなつのという漫画家は科学研究の傍ら、漫画を書いていました。
萩尾望都の『11人いる!』、竹宮恵子の『地球へ…』もSF漫画ですよね。まさに先駆者。
だから「SF作品」を作ろうという意欲は出てくるべくして出てきたのかもしれません。