ゆきこの部屋

宝塚やミュージカル、古典文学など好きなものについて語るところ。

星組『Ray -星の光線-』感想

星組

Show Stars『Ray -星の光線-』
作・演出/中村 一徳

kageki.hankyu.co.jp

お芝居の『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』の感想はこちら。

yukiko221b.hatenablog.com


●観客の休憩時間もない
いや、ね? あまったれたこと言ってんなよ!と思うかもしれませんが、本当にガチでオフオペラのタイミングが全くない。
どこでオペラ外したらいいの?
琴ちゃん(礼真琴)もひっとん(舞空瞳)も愛ちゃん(愛月ひかる)もみつるさん(華形ひかる)もせおっち(瀬央ゆりあ)もみっきー(天寿光希)もはるこさん(音波みのり)もくらっち(有沙瞳)もおとね姉さん(紫月音寧)も見たいのに???
目が足りたいとかそういうレベルではない。定点カメラをいくつもつくって、全部円盤に収めてほしい。
むしろせーら(星蘭ひとみ)がいたとき、私はどうやって星組を見ていたのか不思議でならない。
っていうか黒髪のせおっちが沼すぎるんだよおおおお><
そんな、あほな……私は黒髪だったら誰でもええんか?と思ってしまうレベルではないか。
ジェンヌはお仕事柄金髪が多いですし、金髪が似合う方もたくさんいらっしゃるけれども、男役で黒髪短髪に途方もないため息が出ることがしばしばあります。
だいもん(望海風斗)もあーさ(朝美絢)も黒髪の方が好きだなあ。

自分の名前を連呼しながら歌って、かつダンスも激しいってすごいね。
ちょっと普通の人じゃ考えられないくらいのこっぱずかしさと運動量だと思うよ。
トップ就任、おめでとうございます~!

ザ☆お披露目公演!という感じがいたるところでするのですが、今回はオープニングとエンディングが枠組みになっている形でした。
オープニングは、「Ray」の文字→光の線→光線で描いた瞳という最近流行の映像表現。
エンディングは、光線で描いた瞳→「Ray」の文字という流れ。完全に呼応している。
もちろん「Ray」が琴ちゃん、瞳の絵がひっとんを表しているのだと思います。
今までこういう演出ってあったかしら?
私はちょっと思いつかなかった。豪華なお披露目ショーですな。
ひっとんも「瞳の輝き~♪」という歌詞があって、イイね!となる。思わず親指立てる。

●中村Bショー
構成は、といえば最近雪組で見た『Music Revolution!』と同じだな、という感じですが、人が変われば見せ方が変わる、見え方も変わるのがおもしろいですね。
ちなみに全国ツアー版『MR!』の感想はこちら。

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中村B先生は「グランド・レビュー」というショルダータイトルの作品を扱うことが多いイメージでしたので今回の「Show Stars」は新鮮。
「Stars」が複数形なのもよいですね。
観客によって星は変わりますし、なんといってもトップコンビともにお披露目ですから!

中村Bショーの後半、「フィナーレだよ!全員集合!」「若手男役の少人数での出番」「娘1センター」このあたりが『MR!』でも好きなのですが、今回も好きでした。
中詰がもう一回後半にあるって最高やな。回転寿司みたいにみんな出てきてみんな回るの。好き。
娘1のセンターがあるのも最高だな。ダイスケ先生(藤井大輔)もわりとそんな感じですよね。

●プロローグ
娘役の紫のお衣装、かわいい! かわいい! けれども! ちょっとスカート丈、短すぎではありませんか?
いや、わかるよ? ダンスがメインだからね? 長いと踊りにくいんだよね?
わかる! わかるんだが……ちょっとはらはらしてしまう。短いよお><
最近のショーでメインで紫のお衣装ってあんまりなかったから素敵でした。
それだけにスカート丈がおしい。
パレードのときに、グレーの布地でロングスカートになったのはすごくよかった。
ついでにいえば、パレードの男役もプロローグのお衣装にマントがついて、非常にかっこい良かった。
わたしの性癖はロングドレスにマントなのか?

琴ちゃんが前で一人で踊っている中、後ろの階段でひっとんがそれをにこにこして眺めている場面っていうのもいい。
すごくいい。見守っている感。これから一緒に戦う勇者を讃えている感。たまらん。
ついでにひっとんが踊っているところを琴ちゃんが見守る場面もあったらよかったのにー><

あとは、みつるさんが銀橋で歌っているときの舞台側。
デュエットしているときに、男役が娘役にキスしようとして、娘役に頬をひっぱたかれている場面が素敵です。みんな惨敗してるw
星娘は強い。

今回は娘役にお帽子があるということで、かつらもなんとなくみんなショートカット。
外はねのほのちゃん(小桜ほのか)とか、ショートカットでも巻いているおとね姐さんとか前髪ナナメの柚長(万里柚美)とか、みんないろいろな工夫をしていて、大変かわいらしかったです。

●金星
黒髪短髪のせおっちは沼だぞ? 以上(こらw)。
いや、だってパステルの黄色のお衣装に黒髪短髪あの顔のホリのせおっちですよ?
そんなん、ずっと見ていられるやん。

ゆりちゃんは身長高くてすぐにわかりますねー。
カツラは(水乃ゆり)かわいい感じでまとめてきましたが、それもまた似合っていてよし。
頑張っているジェンヌなので応援したいところ。

お役は「ルシフェル」となっていますが、ルシファーのほうが通りがいいでしょうか。
堕天使という意味の言葉がなぜ使われているのだ?とおもいましたが、金星は暁に瞬く星、「明けの明星」でもありましたね。ヴィーナス!
そもそも「光をもたらす者」=「悪魔、堕天使」というニュアンスで使うこともあるとか。
サタンの別名にもなっているということで、いいんだかわるいんだかさっぱりわかりませんが、黒髪のせおっちは堕天使で決まりだと思います。
「Ray」というタイトルを考えると「明けの明星」とかそっちの意味でしょうね。

金星ということですが、3、4月には宙組で「水星」が舞台のお芝居もあります。
こちらも非常に楽しみですね。

アルゼンチンタンゴ
なぜアルゼンチンタンゴで舞台がフランスなのかはよくわからなかったのですが(アルゼンチンはスペイン領だったような気が)みっきーとはるこさんの「神」というお役に感動したので、もはやどうでもいいです。
みっきーは歌ったけれども、はるこさんが歌わなかったのが残念なくらいです。
踊りの優美さはいうまでもなく素敵でした。
ちなみに「デスタン」というのはフランス語で「運命の」「宿命の」という意味だそうな。
「アムウーズ」は「女の恋人、愛しい人」という、これまたフランス語。
すごいね! フランス語の勉強もできるよ!
単語の艶やかさとよくマッチしているダンスだったと思います。
コーラスのほのちゃん(小桜ほのか)とてもかわいかったです。

なぜ、お衣装が真っ白なのか、よくわかりませんでしたが(お披露目だから?)、琴ちゃんとひっとんが出てきてからはあまりにもダンスの技量がすばらしすぎて、「新しい白鳥の湖か?」と思うくらいでした。
っていうか、白鳥の湖をテーマにしたショーとかやればいいのではなかね。
オデットがひっとん、ロットバルトが愛ちゃん、ジークフリードが琴ちゃん、オディールがくらっちとかどうでしょうか。

そしてこのときのみっきー。素敵な髪型だと思いませんか?
ターバン巻いているかと思えば、一房髪が垂れているんでしょ!?
しかもアシメ。右が長くて左が短いのかな。逆だったかな。とにかくえろい。
あれ、すごく格好いいし、大人の余裕だし、歌声はもちろん最高だし、みっきー大好きです!><ってなる。
ついでにいうならはるこさんと組んで踊るのもアダルトで素敵です。
ぜひ、はるこさんにもワンフレーズソロをください!!!

ひっとんが娘役を率いて踊っているのも印象的でした。素敵。
そして足の速さに目が追い付かない。
後ろでみっきーとはるこさんも踊っているんだけど、何が起こっているのかよくわからない。
何かにとり憑かれたかのように踊っている場面その1です。
ダンスの難易度が高いからひっとんは歌わなかったのかなー。歌ってほしかった。
だってオープニングから中詰まで、琴ちゃんとの銀橋ソングがあるとはいえ、この場面では歌わないんだもの><
ショーはCDにもなるからね。歌って大事。

●ニューヨーク
愛ちゃんが格好良く登場するよ! みんな必見だよ!
雰囲気は『オーシャンズ11』に似た感じですが、もう少し大人でしっとしていますかね。
お帽子! 似合う! 恰好良い! 好き! と語彙力が死にます。
くらっちも美しい。
お芝居と違った美しさ、娘役として、一人の人間として美しい。すばらしい。

なぜ「スピリチュアル男(女)」という表記なのかはよくわからないですが、これも宝塚のショーではよくあること! いえい!
格好良かったのですべてチャラになります。

くらっちのお衣装は『アーサー王伝説』のフィナーレでちゃぴがお召しになっていた赤いワンピースと同じものでしょうか。
お帽子もおそろいかしら。
娘役のお帽子というのがまたイイ!!!

娘役の歌い手としてなっちゃん(白妙なつ)とあんるちゃん(夢妃杏瑠)がいるのはもう盤石としかいいようがない。
下級生だけでなく、上級生も安泰すぎるよ、今の星組!!!
なっちゃんは五輪の場面でも歌っていました。星組きってのシンガーですな!
あんるちゃんは踊れるシンガーだぜ!!!

●霊長
赤チャイナのみつるさんんんんん!!!!!!
上手セリ上がり登場。
黒い帽子もすごい決まっていて、格好良い。
でもなんで「霊長」なのかはよくわからない。
「霊長」で赤なのもよくわからないですが、みんな似合っていたのでよしとする。
トップコンビは白にピンクの花が描かれているチャイナ服で目が幸せって言っている。

いかにも中詰でおじゃる!という全員大集合、そして衣装が赤!というのはすごい迫力でした。
どこみても赤いぜ。真ん中二人の白が赤いケーキの白いちごのようでした。
自分でもそのたとえ、どうなのって思っています。許してください。

ひっとんがセンターで踊っているときかな。かのんちゃん(天飛華音)が歌っているー!
キャー! 頑張ってー! どこ見たらええねん。歌手? ダンサー? 目が足りねぇ!という感じでした。もうなんていうかひたすら目が足りない。

あと、ここのおとね姉さんのかつら、超かわいい。
すごい短い前髪を携えているのですが、めっちゃ似合っている。
髪飾りとかおとね姉さん、大好きです。ムック本出してほしい。

霊長の場面は、みつるさんとはるこさんが踊っているところがあるのですが、大変なアダルティでござる。
ちょっと……! 素敵じゃないの……っ! まさにエーイヤン!

●オリンピック
みんな好きね、オリンピック……わたしは、正直あんまりって感じだけど。
2020年に東京でやるやる言われているけれども、本当にやるかどうかはちょっと冷静に考えたほうがいいと思うよ。あんな利権と金が裏で動き回っているでかい話もそうなかろう。

しかしロケットの歌手三人は当然かわいい。
ほのちゃん、まめちゃん(桜庭舞)、るりちゃん(瑠璃花夏)。その中でもほのちゃんの歌のうまさは別格だった。
かつらが一昔前の少女漫画みたいだったのはちょっと気になるけれども、娘役が三人もそろってセンターでロケットというのは新鮮でした。

ここから五輪の五色が出てきて、終わりかと思いきや、ロケットのお衣装のまま再び登場。
結構そのお衣装着ている時間、長いのね。
勝利者男(女)」というお役の名前のセンスは微妙か?ともお思いましたが、緑のかのんちゃんと青のゆりちゃんが頑張っていたのでよしとします。

っていうか! この場面の! ひっとん!!!
ピンクのお衣装の女神様なのですが、すごい。脚がすごい。
何かにとり憑かれたかのように、すごいスピードで動いている場面その2。
全く何が起こっているのかわからない。
センターで踊るひっとんかわいいよ!>< ダンスも素敵だよ!>< 笑顔もキュートで眼福です。
なんていうか、ここがショーの中ですごく印象に残っている。
5本の指に入る。

琴ちゃんのアポロンのかつらも、お芝居では使いにくそうな変わったかつらでしたが、大変よく似合っていました。
どういうところからそういうインスピレーションがわいてくるのか不思議だ。
すばらしい。
いや、もちろんお芝居の黒髪長髪ポニーテールも最高でした。
いろいろな琴ちゃんを堪能できるのがすばらしい。

●フィナーレ
「星にスイング」が最高。
ぴーすけ(天華えま)とかりん(極美慎)がそれぞれ銀橋わたり。
『MR!』でいうところのあやなちゃん(綾凰華)の「Such a Night」みたいなところかしら。
曲はこちら。ヅカ版はもっとテンポが速い。

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そして、なんといってもひっとんが銀橋からセンターは外せませんね。
なんでドレスの前だけ開いているの、もうこのショーでひっとんの足はさんざん堪能したでしょ、最後くらいエレガントなドレスにしようぜ、と思わないでもないですが、もう本当にキュートだし、ダンスだけじゃなくてお歌も超絶うまいし、最高だな?!
男役を侍らして歌うの、最高だろ!?
『MR!』でいうところの、きぃちゃん(真彩希帆)の「On My Love」ですな。
ああいうドレスを着せてあげようよ。
しかしあのピンクが似合うのもすごい。大人っぽくなっていくひっとんも見たいので、できるだけ長くトップでいてほしいなあと勝手に思ったり。
おとね姉さんもひっとんの後ろで素敵でした。
りらちゃん(華雪りら)もかわいかったよ。やはりこの子はダンサーだね。

フィナーレだよ! 全員集合! で娘役がずらっと銀橋に出てきたときの感動といったらないね。
あれはやばいね。みんな、こういう娘役の場面をガンガンいれたショーをつくっていきましょう。
本当に感動の波がすごいの。娘役大活躍なの、本当にうれしいの。
同じ青い衣装でみつるさんが出てくるのもいい。素敵。娘役に囲まれたみつるさんっ!
そのあとせおっちが出てくるのですが、柚長がせおっちの頷?を「ツン」って指先でつつくの、最高に萌えますね。やばいですよ。みんなご注目ください。

デュエットダンスはもっとできるだろー!と思いながらも堪能いたしました。
なんせ『ロックオペラモーツァルト』のときのデュエットダンスの難易度が高すぎた。
あとひっとんのドレスにはきちんとスリットをいれましょう。
そういうところは! 足を見せても! いいの! 相手役さんだけの前だから!
しかしひっとんは髪飾りやかつらもかわいい。末恐ろしすぎる。
セリ上がりのひっとんの姿勢は、ずっとその体勢ってどこか痛くなるのでは?と心配になりますが、そんなことを感じさせないほど優美に踊ってくれています。感謝しかねぇな。

全体的に非常にありがたいショーでした。娘役の出番が多いの、本当に神!